管理人が綴る酒と食の日記 (2004年1月24日開始)

2006年10月

”女もすなる日記といふものを男もしてみんとてすなり”

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日記休筆のお知らせ
これまで長く続けていた日記ですが、どうも色々な方面から誤解をされるようになり、色々考えた末、暫くお休みする方が良いだろうと思い至り、日記休筆を決定しここにお知らせ致します。そもそもこの日記は、飲み食いの楽しい話題やそれにまつわる人間関係を日記という形で記述し、極力誹謗中傷や政治の話題は避け、お酒、料理、家庭、社会、人間関係を中心に楽しくお伝えしてきたつもりですが、どうも誤解を受けてしまったようです。そのような誤解を受けない書き方をすれば出来ないこともないのですが、そうすると神経を使うあまり執筆がものすごく負担となり、自分の文体ではなくなり、多分”尻切れトンボ”になってしまう虞が大であるため、一層のことお休みした方が正解であると思った次第です。また、新しい動機、手段、方法などが出てきた場合には再開する可能性もあります。

最後に一言申し上げておきたいのですが、私が飲み食いしている時のお金の使い方で、お客様と一緒に行くときは、経費で全額または割り勘で支払うことも多いですが、お客様同伴でない場合は、たとえ駿やその他の製品を売っていただいているお店であっても、たとえ売り込みの営業目的であったとしても、今のところ全額自腹で払っています。ただし目上の人とご一緒する場合はご馳走になる場合も多々あります。もちろん、単なる個人的な飲み食いは全部自腹です。苦しい中やり繰りをして、支払っています。料理や飲み食いは私の趣味であると同時に、今の仕事を続けていく上での肥やしだと思っているので、たとえ自腹ででもやらなくてはならない。車も服も旅行もゴルフも全て捨てて料理と飲み食いのためだけ(ここも誤解のないように言えば、自分の自由になるお金の範囲でという意味)に使っています。お客様の飲食店を訪問するのも、単に飲んで挨拶してさようならではなく、料理にも的確なアドバイスが出来、酒と料理の相性をアドバイスできる人間を目指しています。このことだけは是非お伝えしておきたいと思います。

これまで拙い日記を愛読していただいた読者の方には御礼を申し上げます。
10月14日(土曜日) 青木商店(仙台吟遊会)酒の会、海鮮屋
布団で仮眠するためだけに帰った実家だが、朝6時には飛び起きる。まだ気持悪くて寝ていたかったが、今日は朝8:05の飛行機で仙台へ飛ぶので仕方が無い。この時間はまだ父母は寝ていたが、起こさないようにそっと出発。考えてみればとうとう父母とは顔を合わせず仕舞いである。なんとも因果な生活を送っている自分が情けなくなる。さて地下鉄に乗っていると途中で気持悪くなり、降りようかと思ったが我慢して福岡空港へ到着。このまま飛行機に乗ると悲惨だと思ったので饂飩を一杯流し込む。ようやくムカムカも落ち着き、仙台へ移動。空港からホテルに向かい。早めのチェックインをして1時間ほど仮眠。お酒の会の会場へと移動し、挨拶をしてから準備開始。さて、本日も仙台の夜は大盛況。600名の日本酒好きが次から次へとブースに押し寄せてくる。皆さん満遍なくお酒を飲んでくれて有難い。今回出品したお酒で特に新商品の大吟醸袋吊り斗瓶囲いがとても人気である。若干硬めではあるものの、ポテンシャルは高く口々に美味しいという感想をいただく。有難い。ということで今年も確かな手ごたえを感じつつ青木酒店さんのお酒の会も終わり、皆で海鮮屋という居酒屋に移動して楽しい二次回開始。ところが、いざ酒を飲み始めると今朝方まで飲んでいたツケが段々回って来て、11時を回る頃にはもうフラフラ状態で酒が入っていかない。大変シンドくなり、3次会は失礼して早めにホテルに帰る。最後まで飲めないのがとても残念。また、仕切り直しをしようと思う。
10月13日(金曜日) 本社、西中洲「々蔵(とわくら)」
定例の会議出席のため、朝4:30に起き、始発に乗って羽田空港へ移動する。いつも7:15発のJALは10番搭乗口から出るのだが、今日は何故か11番から。いつも10番近くの立ち食い蕎麦で朝食を摂るのだが、11番近くの立ち食いで食べたところ、同じ経営であるはずだが、何故か大変まずい。ツユが生温かく、二八の冷凍麺の解凍が不完全なのだ。お湯で解凍して、つゆを掛けるだけの蕎麦なのだが、調理する人の心がけ一つで全く違ったものになる。これと同じことがチェーンの居酒屋にも言える。マニュアルを重視し過ぎる余り、かえってそれに縛られて、人間の意識まで下がってしまうからだと私は考える。例えば、温めるだけの調理でも、気温や熱容量の違いによって毎回微妙に違うはずであり、マニュアルに30秒と書かれていても、その通り行かないことも多いはずだ。ところがバイブルになってしまったマニュアルの力が大きすぎるあまり、疑おうともしないし、出来上がりを確かめようともしない。だからチェーン居酒屋は駄目なのである。まあ、朝から居酒屋論をぶちまけても仕方が無いので、まずい蕎麦を無理やり流し込み、飛行機で福岡に移動。昼間、会議をやり、夜は社長と一緒に社長の中学のサッカー部時代の友人でもあり、私の中学のサッカー部の大先輩でもある庄野先輩と会食。場所は、最近とみに小洒落た店が増えてきた西中洲にある々蔵(とわくら)さんだ。特に最近人気が出てきて、前回予約なしで来たら入れなかったところ。店の雰囲気もいいのだが、料理を食べてこの店の真の人気を理解する。カワハギ刺身3500円と書かれていたものを注文したのだが、予想では店の雰囲気からして高そうなので薄作りが20切れ程度かなと思っていた。しかし来てみてびっくり。300g強はありそうな本カワハギが1匹丸ごと薄造りで出てくる。そして肝の新鮮なこと。ちゃんと河豚用の自家製ダイダイポンズが出てくるし、全てにおいて百点満点を上げたい。東京でも大阪でもこのレベルに出会ったことはない。嘘偽り無く、今まで食べたカワハギで一番だ。薄作りに肝と分葱を巻いて、ポンズに付けていただくともう最高だ。これだけでも福岡に帰って来た価値があった。後、3人で中洲産業大学の女子学生をからかってハシゴしたし、夜中の12時に朝4時までやっているイタリアンでパスタとワインをいただいたのだが、何と言って今夜はカワハギがピカ一であった。まあ、酒宴は延々と続いたが。。。。
10月12日(木曜日) 焼き芋のヒミツ
芋好きの妻に家庭で出来る焼き芋の美味しい作り方を尋ねられたのだが、正直焼き芋なんて素材が全てで、焼き方は焦がしさえしなければ何でもいい、位にしか思っていなかった。まあ、いい芋手に入れて適当にやっとけばと答えてその場を逃げるつもりであったが、妻が添えた「子供達にはなるべく自然で美味しいものを食べさせてあげたいし。」という一言が私の気持を動かしたのである。とりあえず結論は一緒だろうと思い、早速検索を開始。ところがいざ調べてみると、さにあらず。焼き芋の美味さは澱粉をαアミラーゼによって糖化されることにあるという、何処かで聞いた事あるような化学的根拠があったのである(30へぇ)。特に、サツマイモのαアミラーゼが一番活性化する温度は80℃なのである。つまり、闇雲に加熱するのではなく、80℃を保って長時間加熱するのが肝要なのであった。そういえば石焼き芋も、石を間に敷いて石からの赤外線だけで焼いており、温度は相当低いはず。一般的に石焼き芋は家庭の焼き芋より美味しいといわれる科学的根拠が実は存在していたのである。先にも書いたとおり、焼き芋の美味さは99%芋の品質で決まると思い込んでいたので、売られている石焼き芋の美味さもその理由であると思い込んでいたのだ。いやあ、芋栗は女子供の食べるものと馬鹿にしていた部分もあったのだが、反省反省。ということで、次はご家庭で出来る美味しい焼き芋の作り方を考えようと思っている。我が家のオーブンは幸いに80℃の設定が出来るので、まずはオーブンで実験開始である。
10月11日(水曜日) T寿司へ
今日は茨木のお客様を車で訪問した後、一旦事務所に帰って車を置いてからT寿司に行く。座るなり、随分久しぶりだねとご主人から言われる。考えてみれば1ヶ月ぶり位なのだが、これまでは月2回ペースだったので1ヶ月空けば確かに久しぶりである。今日のネタを物色しているとシンコを発見。今の時期は珍しいので、まず注文。たぶん今年はこれで最後だろうと思い、今年も大変お世話になりましたと感謝しながら、暫し別れを惜しんで噛みしめる。まあ、ピークの時よりもやや大味ではあるものの、紛うことなきシンコである。それから鯖を切ってもらい、鰯を握ってもらい、鯵をタタキにしてもらう。意図したわけではないが、考えてみれば青身しか食べていない。冷ケースの佇まいを見ているうち、どうしてもこれらを選んでしまうのだ。何故なら、例えば鯖だが、ラップにキッチリと包まれてはいるものの、ラップを通してみてもはっきりと見分けが付くほど切り口がキリッと締まっていて、ハラスが白っぽくて艶々と光っており、血合いが真っ赤である。しかも産地を積極的には言わないご主人に「これ、美味しそうに光っている奴、何処の鯖ですか?」と尋ねると「うん美味しいよ。松輪だね」と答えが返ってくる。こりゃあ頼まざるを得ないだろう。鯵にしたって、金色に光ったゼイゴを見て、これはきっと根付きだろう、と思わせるような後光が差しているのであった。ということで、今日はとうとう最初から最後まで青身で通す。やはり旬の食べものの魅力には抗うことが出来ないのであった。さて、自宅に帰るとまだ子供が起きている時間だったので、皆が駆け寄ってきて何処で、何を食べたのかと五月蝿く聞いて来る。今日はお客さんと一緒ではなかったのだが、これもまた仕事のうち。T寿司にはいそのさわも置いてあるし。子供には「仕事で飲んだのだから、あれこれ言わない」と言っておく。
10月10日(火曜日) 魚(とと)の日
今日は千葉の大原に営業に出かける。ここは古くからのお得意様があり、定期的に営業に出かけている。以前、事務所が江東区にあったときは、大体1時間半から2時間あれば到着したのだが、今は三鷹にあるため東京都内を横断して外房に出ることになり、渋滞しているときは本当に3時間超えてしまう。朝9時に出発して12時半に到着し、昼飯を食べて1時に訪問し、お客様と1時間弱お話をして事務所に帰ってくると時間はもう6時前であり、他には何処にも寄る時間が無い。まあ、しかし逆のことも言えるわけで、以前は八王子や飯能方面のお客様訪問はほぼ一日仕事であったが、今は半日で往復出来てとても楽なのであった。そういえば、ラジオで今日は魚(とと:十十)の日だと言っている。10月10日の語呂合わせらしい。築地の中卸の理事長を呼んで色々魚の話をしており、退屈しない。大抵は知っている内容ばかりなので驚かなかったのだが、一つ勉強になったのは、ターレーは普通免許があれば運転していいらしい(10へぇ)。そういえば、オスギとピー子が4月4日はオカマの日と勝手に決めているそうだ。女の子の節句(3月3日)と男の子の節句(5月5日)に挟まれているからだそうで、ちょっと苦しいこじつけである。男でも女でもないという意味だろうが、では”オナベ”の日はどうなるのだろうか。
10月9日(月曜日) 夜は手羽先の唐揚げ
今日は何もせず、ゆっくりとテレビを見ながら一日過ごす。夜は子供達の大好きな手羽先の唐揚げをする。時間があったので漬け汁の塩分を少し薄くして、その分長く(2時間→4時間)漬け込んでみる。皆口々に今日のは特別美味しいと、こちらから何も言わないのに言っている。やはり下味は半日掛けてじっくり付けた方がいいようである。ところで、個人的に複数の方から手羽先の唐揚げのレシピを教えてくれと要望をいただいたので、今回特別に公開することにした。前も書いたとおり私の手羽先は一見名古屋風だが、実はオリジナルレシピである。名古屋風の本来のレシピは、手羽先の素揚げ→タレに漬ける→胡椒を振る、である。私のレシピは、手羽先を半日タレに漬け込む→唐揚げ→胡椒を振るである。私はこちらの方が美味いと思っているからである。何故なら、噛んだ時に出てくる肉汁にタレの味が付いているのが私のレシピであり、単純な素揚げの肉汁とは断然違ったものとなる。まあ、名古屋の方からは異論があろうが、本人が美味いと思っているのでそれでいいのである。さて、漬け汁のレシピである。濃い口醤油1、淡口醤油1、酒2、味醂1〜2、白葱の青い部分を刻んだもの沢山、生姜微塵切り適量、ニンニクスライス適量。これらを全部合わせた物に手羽先を半日漬け込んで、揚げる直前に片栗粉を塗してから唐揚げにする。味が付いている分だけ焦げやすく、油の温度が高すぎると黒くなるので要注意。175度で維持して最後に180度でからっと揚げるのが良い。今日は32本揚げたのだが、綺麗に無くなる。本当はワインでも飲みたいところだが、ぐっと我慢してビールで終わる。
10月8日(日曜日) まぐろ人で昼食
午前中、昨日しようと思っていた仕事をして、午後から次女と散歩をしに井の頭公園に行く。最近次女はいつも私にくっついてくる。子供達を見ているとどうもそういう時期があるらしく、長男も長女もベタベタと付いてきた時期があったが自然と離れてゆくようである。尤も長男は二日後に控えた中間テストで尻に火が付いていて、遊んでいる時間が惜しいようで昼飯食べる時だけ呼んでくれと言われる。私が日曜日に吉祥寺方面に出かけるときは何か美味しい昼飯にありつけるというのが身に浸みているようである。さて、お腹が空いて何を食べようかというと、迷わず寿司という答えが返ってくる。聞くだけ野暮だったようである。そこでまぐろ人に行く旨伝えると次男も食べたいというので、総勢4人でまぐろ人で昼食。長男はひたすらネギトロの軍艦を食べまくっている。次女は最近嵌っている白身をひたすら食べ続けている。親父は、ゲソの唐揚げをツマミにビールを2杯飲んで終わりである。今日は子供達が沢山食べたのでお勘定は4人で9千円。回転寿司にしてはちょっと高いかも。
10月7日(土曜日) 運動会
本当は、仕事をしたかったのだが今日は子供達と前々から約束していた運動会の日である。数日前からから子供達がひっきりなしに「運動会、来てくれるでしょ!」と念を押されたので、もう行かざるを得ない状況にさせられたというのが正解だ。昨夜の速度の遅い台風が温帯低気圧に変わり、今朝方まで降り続いていた雨がようやく上がり、朝7時にはすっかり晴れ上がっている。妻も中止はないと判断して、5時から弁当を作っている。ただ、風が非常に強いので弁当は屋内で摂ろうと話し合い、場所取りはせず立って観戦することに。朝、朝礼が終わった頃に到着すると、会場はすっかり父兄で埋め尽くされ、立って見るのも大変な位だ。我が家は学年が違う小学生が3人も居るので、殆どいつも出番だらけで退屈しない。子供達も出番が終わると必ずやって来て、「見てくれた?」と嬉しそうに聞いて来る。普段、授業参観やイベントなど殆ど出ていないので、私が見に来るのがとても嬉しいらしい。さて、昼食であるが、外はやはり風が強く、体育館で食べたのが正解。外で食べている人たちは砂を被りながらジャリジャリのおにぎりを食べている。場所取りをしてしまうと、どうしてもそこから離れられなくなり、却って不自由になる。何もない方が却って自由で、フットワークも軽く色々な場所から観戦出来て楽しめる。なんだか人生の縮図のような気もして、ちょっと面白いのであった。夕食は疲れたので準備の楽な豚しゃぶをする。昆布だしと酒だけなので昆布を漬けておくだけ良い。豚はスライスを切るだけ、野菜も豆腐も切るだけ。冷蔵庫で熟成している自家製のポンズが美味いので、料理らしい料理は何もしなくて良いのであった。一日晴れの中を観戦したので、久しぶりに顔が日焼けしてちょっとヒリヒリする。
10月6日(金曜日) 酒たまねぎやさんへ
普段、自宅での晩酌の日本酒を断っているので、今日は久しぶりに日本酒が飲みたくなり、夜は神楽坂の酒たまねぎやさんに伺う。最初、駿の大吟醸を飲みながらお通しの鮑のツノの煮た物をいただくと、これが非常に美味しくて嬉しい。心地よい苦味があるこのツマミには日本酒以外あり得ないとい誰もが納得するような、そういう大人の味である。でも決して臭みはないのである。これが活けの鮑を使っている証拠のようである。さて、続いて久しぶりに鮪の刺身を頼むと、お客さんが少ない時にしか出てこない(と勝手に思っている)鮪尽くしが出てくる。頭肉、頬肉、口の上の肉、カマトロなどの希少な部位7種類が二切れずつ出され、色々な食感、味わいが楽しめて嬉しい。これをツマミにまた日本酒をグイグイと。久しぶりの日本酒は本当に美味い。そして暫くすると大台さん登場。またまた話が盛り上がる。最近この日記の執筆が滞り勝ちなことについて、よく読んでいただいているそうで、溜めずにちゃんと書かなきゃと気持を新たにした次第である。
(私信モード)大台さんありがとう。また今度、パッソアパッソに行きましょう。
10月5日(木曜日) 実に愉快な役人達
滝川市の市長や教育長や校長たちがついに自殺した子供の家に赴き、土下座をしていじめの事実があったことを認めた。数日前まで散々苛めの事実を把握していないと何度も繰り返していたのだが、ここまで騒ぎが大きくなって逃げ切れないと観念したのだろう。「ホンマにおもろいギャグかましてくれるやんけ」の心境である。まあ、役人達なんて保身のためなら平気で嘘をつく連中であることが良く分かった、というよりも再認識した事件であった。ただ私は今回の騒動で思うのだが、マスコミは鬼の首を取ったようにはしゃいでいるが、滝川市にいじめの事実を認めさせることが本来の目的ではないはずだ。いじめを見て見ぬ振りをした先生や学校長は、一体いついじめに気が付いて何を行動したのか。あるいは行動しなかったとすれば何が原因でそうしなかったのかなど、再発防止に繋がるためのあらゆる追求の手を緩めないことだろう。まずは担任をマスコミの土俵に引っ張り出して、校長とどんなやり取りをしたのか。そもそも校長にそういう事実を報告したのか。自殺に追い込まれるまでにどんなサインを子供が出したかなど、詳細に追求すべきである。滝川市ぐるみで隠蔽の体質があった可能性もあるのであり、そういう木っ端役人どもの隠蔽体質を突き崩さない限り、こういう事件は何度でも起こるだろう。また私事ではあるが、長男の学校は崩壊しており、授業は無いに等しい。不良どもが教室で暴れていても先生は全く注意しない。授業本来はその先生の侵すべからざる聖域である。その聖域をやりたい放題にぶち壊されて何にも注意しないというその先生は、一体何のために教員をやっているのだろう。もし不良どもが怖いのであれば、そのクラスに専任の保安教員でも置くように教育委員会に進言すればいいではないか。そういうことすらしないその先生は、教員をやめて他の職を探すべきではないだろうか。とにかく、教員のレベルが低すぎる。それが現代の学校教育の抱える大きな問題点であるように思える。
10月4日(水曜日) こんなものいらない−パルメザンチーズ
今日、営業の合間に昼食で入ったイタリアンのファミレスでトマトのシンプルなパスタを注文。そのパスタ自体は、無難な仕上がりで、ちょっぴり化学の味もするが総合力としては十分食べられる代物であった。テーブルに置いてある”パルメザン”と称する緑色の筒状の粉チーズを掛けたのだが、それが何ともまずく、パスタの熱で溶けてフォークに貼り付いてどろどろになった物体は、まるでうま味の抜けたインチキモッツァレラのような代物で、使用したことを酷く後悔させられる。パルメザンとは、イタリアのハードチーズであるパルミジャーノ・レジャーノの”パルミジャーノ”部分を英語読み(表記)したもので、本来パルミジャーノと同じものであるはずなのだが、中身は相当違うインチキ商品であることを確信した。少なくとも我が家で作るパスタはパルミジャーノ・レジャーノを固まりで買ってきて、チーズ専用の卸金で粉状にしたものを使っているのだが、その粉になった物をツマミにワインが飲める程味が濃厚で美味しい。ところが、この緑色の筒に入ったパルメザンはまるでうま味がなく、臭いもプロセスチーズ並みに貧弱で、単なる小麦粉のダマかと間違えるほど。日本人がもし外国に行ってインチキ醤油を出されたら憤慨するだろう。たぶんイタリア人もこれを見て悲しい気持になっていると思う。こんな物使う位なら、ない方がましである。そして表には「パルメザンチーズ100%」と表記してある。ここでいうパルメザンチーズって一体何なのだろう。輸入元はアメリカとなっているので、アメリカではインチキパルミジャーノが横行しているのだろうか。帰宅して妻に聞くとあんなまずい物でも80g入りで400円弱位はするそうである。イタリアの36ヶ月熟成品のパルミジャーノ・レジャーノは100gで600円も出せば十分買えるのに、と思ってしまうのであった。本物であってもインチキ品と大して値段も違わないし、冷蔵庫で日持ちもするし、手に入りやすいのに、本物を知らない(敢えて手を出そうとしない)人が沢山居るとは何と勿体無いことだろうか。唯一の初期投資はチーズ専用卸金(推定千円以下)だけなのだ。そして、この卸金が一個あると例えばペコリーノ・ロマーノやミモレットなどの色々なハード、セミハードチーズを卸して楽しめるのであり、十分元が取れるというのも付け加えておく。
10月3日(火曜日) いじめ考
北海道の滝川市で女子児童がいじめを苦に学校で自殺した問題を学校や教育委員会がいじめではないとして公表しなかった事実が発覚した。ニュースや新聞でことの経緯を聞く限りにおいては、滝川市の教育委員会や学校長は極めて不誠実な対応を取っているのは明らかであり、どう考えてもただではすまない状況だと思う。今後の適正な処分なりを文化省に期待する。ただ、私がここで言いたいのは、そのことではなく、”いじめ”が起きる問題そのものである。私も小学生の時から色々ないじめを目撃してきて思うのだが、敢えて問題発言をさせてもらうと、苛められる側(特に親)に問題がある場合がある、ということだ。全てのケースについて言っているのではない。私が現在、子供と親を両方見比べて、これは親が原因という具体的ケースに思い当たり、似た様ないくつかのケースを知っているから言うのである。総論ではなく、各論として読んで欲しい。長男の同級生(M君)で、既に不良達の言いなり(通称パシリ)にされて、苛められている子供が居る。M君は、いつも下を向いて目を逸らして話をするような子供で、自己主張が出来ず、はっきり言って苛められ易い雰囲気を持っている。一方、M君の母親なのだが、子供の意見よりも先に、子供のやりたいこと、言いたい事を全て先回りしてやってしまう人で、親同士の間で非常に嫌われている存在なのである。実は、うちにも電話が掛かってきたことがあり、長男がM君に取った態度が苛めではないかとお叱りを頂戴したのである。長男に確認したのだが、実際はそうではなく、単なるじゃれ合いのつもりだったらしいのだが、M君は母親に「H君(長男)が蹴ってくるから学校に行きたくない」と申告したのである。行きたくない理由は、パシリにされて苛められているからだと想像するのだが、真実が告げられず、長男のせいにしてしまっているのだろう。兎に角、長男には謝りに行かせて、そのこと自体は解決した。M君の母親は万事その調子で、何かM君の学校での環境に気に食わないことがあると、M君に根掘り葉掘り聞き出して、その家に電話をして苦情を言って回る人で、親同士では有名で嫌われている存在である。そういう変な親が育てたM君は、当然普通ではなく、自分からは何も出来ず、人に自己主張することも出来ない。その結果苛められてしまうのである。本当は、そういう子も温かく見守ってあげるのが筋であり、そういう子を苛めてはいけない、という主張は一見正しい。が、余りにもきれいごとの正論過ぎて今の中学校の世界では馬鹿げている。現実の中学校では、不良や校内暴力や非行が少なからず存在しているのであり、時には先生にまで手を上げて、110番騒ぎも起きている。そういう子供達が居なくならない世界で、心に問題のある子をいたわってあげましょう、なんていう教育は絵空事で笑ってしまうのである。つまり、人のものを盗むのは悪いことなので、盗んではいけません。という主張をしたところで世の中の泥棒がいっこうに居なくならないのと一緒である。要は、泥棒に入られるような隙を作らず、カツ上げされるような隙を作らず、財布を掏られるような隙を作らず、しっかりと生きてゆくしか方法はないのである。苛めもそれと一緒で、苛められるような隙を作ってはいけないのである。親が子供の心の成長を歪めてしまうこと、これが苛め易い大きな隙を作っているのである。我が家の長男が、ピーピー泣いている次男に諭していた一言が実に的確であった。「人前で泣く子は、中学校ではすぐ苛められるぞ。」
10月2日(月曜日) 鷺宮の「春よこい」
午後、伊勢勇さんに営業に出掛けそのまま星野社長と、以前から行きましょうとお誘いいただいていた広島のお好み焼き「春よこい」に伺う。こちらはレトロボトルシリーズを置いていただいており、当然磯乃澤もある。こちらはカウンターに大きな鉄板があり、ご主人がお好み焼きだけでなく色々なツマミを焼いてくれるスタイル。磨きこまれてピカピカに光った鉄板がなんとも気持ちよい。そういえば、福岡では結構このスタイルの居酒屋があったが、東京に来てからは初めて出会った。もちろんホテルのグリルやステーキ屋などの高級店ではポピュラーなのだが、居酒屋でこのスタイルを貫いている店は、関東では珍しいのではないだろうか。ご存知だと思うが、広島のお好み焼き屋は鉄板があって、主人がお好み焼きを焼いてくれるという意味では同じなのだが、大抵がお好み焼き専門店であり、夜、居酒屋として営業し、しかも鉄板焼きなどの色々な焼き物をツマミで出す店は殆どなかった(最近の事情は分からないのだが)と記憶している。さて、最初にちょっとお腹が空いたのでお好み焼きをシェアして食べましょうということで、葱焼きを頼む。これが、実に美味しい。あの、べた甘のソースは殆ど使っておらず、塩ベースの味付けで、正味キャベツの甘さとタップリの葱の風味がとても美味しい。この他、鶏皮焼きなど美味しいおつまみを肴にレトロボトルを何本か空ける。さて、河岸を変えて高円寺で2軒程ハシゴをして、終電近くに帰る。電車の中でフト昨日のおでんを食べるつもりだったなぁと思い出し、家に帰って妻におでんはどうなったか聞いてみたら、返事は「もうないわよ」。余りにも冷たい返事の仕方に、腸が煮えくり返りそうになったのだが、こんな夜中に大声出したら近所じゅうに響き渡るので辛うじて我慢する。食べてしまったのはいい。それは私が帰らなかったので仕方が無い。でも、「ごめんなさいね。子供が喜ぶので食べちゃったの(^=^)/」位言ってみろと言いたい。激しく言いたい!
10月1日(日曜日) おでんを作る
私は、ご家庭で作るおでんの中では自分のおでんが一番美味いと思っている手前味噌人間である。私のおでんには一つのポリシーがある。それは、おでんの主役は野菜で、練り物は脇役であるということである。であるから、野菜が最も美味しくなるように煮るのが私のおでんの心得なのである。練り物は徹底的に下ごしらえして脂抜きをし、濁った味が出るような練り物は入れず、ごく最小限に抑える。化学調味料を大量に使用しているものなどはもっての外である。さて野菜に付いてもう少し言えば、野菜は下茹でをしてアクやヌメリの成分を半分取り出して、その細胞の空いた部分にダシを埋め込んで野菜の持ち味半分、ダシ半分の美味さを作り上げる料理である。そのダシに深みを添えるために練り物類をちょっとだけ入れるのであった。今日のおでん種は、大根、里芋、インカの目覚め、竹の子、蕗、蓮根、エリンギ、椎茸と餅入り巾着、玉子、白滝、コンニャク、ウインナ、砂肝、白身魚のすり身揚げ、竹輪、豆腐、昆布の以上17種である。だしは、1リッター当たり50gの削り節類(白煮干、うるめ節、本枯鰹節)と、1リッターあたり20gの日高昆布を使用して、合計8リッターのダシを作った。味付けは塩と少しの酒だけである。醤油や味醂、砂糖は味が濁ってくるので一切入れない。これを朝から、デスクワークの合間に時間差で下ごしらえと投入を繰り返し、夕方にはちょうどどれもが食べごろとなる。それぞれ10個ずつ作ったので20リッター近く入る大鍋一杯に出来上がり、本当にこんなに食べるのと思うのだが、家族は食べる食べる。野菜中心なので幾らでも入るのだ。結局80%以上食べ尽くす。皆、うちのおでんは最高だとか何とか言いながら食べてはいたが、殆どの連中の比べる先はセブンイレブンのおでんなのであった。本当は、色々なところで食べてきた私が思うには、おでんの名店、専門店と言われるところの95%には勝っていると自負している。さて、次の日のカレーならぬ、次の日のおでんを食べるため、残りは明日の夜いただく予定である。