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(なかどり) 中汲み(なかぐみ)ともいう。酒を絞る時、酒袋にモロミを入れて最初に出てきたものが、荒ばしり、次に出てきたものが中取り、最後に圧力を掛けて出てきたものを責め(押しともいう)と呼ぶ。一見、最初が一番良いものが出て来そうに思えるが実は中取りが一番まろやかなバランスの取れたものになる。普通はこの部分を斗瓶に取って保存を行う。斗瓶取りと表示された場合は殆ど暗黙の了解で中取りとなっている、はず、である。
さてここまでは普通の話。どこまでが中取りかという基準についての話。実はそのようなものはないので、同じタンクから取って斗瓶20本取れる中取りもあるし、10本しかない中取りもある。蔵元さんのさじ加減一つで決まるのだが、要は出来上がった酒が中取りの名を冠するに相応しいかどうかが重要なのであって、消費者側は結局味でしか判断出来ない。ここでも、蔵元を信用するしかない。あの蔵元が、あの杜氏さんが出す大吟醸の中取りはさすがにすごい、という状態にあるべきである。
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